高齢者に多い「老人性鬱とは?」

高齢者に多い「老人性鬱とは?」について。

原因や対処法などを3分で説明します。

老人性鬱とは?

鬱病ですね。

そう診断を受ける人は昔に比べ多くなってきているのでしょうか。

SNSの普及によって様々な情報が手に入りやすくなり生活の中で豊になった部分もあれば、逆に不安が強くなったり、知らなくても良い情報がどんどん目に入りその結果として、

健康不安に陥る方や将来の不安・人間関係などで孤独感を感じやすくなったと感じる方もいるかも知れません。

 

老人性の鬱、これは正式な病名では無く、65歳以上の方が鬱病を発症した際にこのような表現を用いる事があります。

 

 

 

 

老人性の鬱の特徴とは?

鬱病の主な症状として

  1. 意欲の低下
  2. 思考力の低下
  3. 興味・喜びの喪失
  4. 抑うつ傾向
  5. 食欲が湧かない

などの症状が長く続き、日常生活に支障をきたす事があります。

 

そして、普段から

 

  1. 今の人生に意味があるのか?
  2. 何を生きがいに生活をすればいいのか?
  3. いつも終活を考えてしまう。
  4. もう早く人生の終わりが来てほしい
  5. いつも子どもに迷惑をかけるくらいなら、、と考える

 

などの思考の他に頭痛や肩こり、めまいなどの症状を併発しているケースが多くあります。

 

 

老人性鬱の原因とは?

老人性の鬱の特徴として大きく

  1. 肉体的衰えによる要因(体力低下・病気・老化性)
  2. 環境的要因(介護・死別・退職・孤独)

などなど。

 

原因の多くが1つと言うよりも、複数が合わさっている印象があります。

 

その中で1つのワードとして、繋がり感があると考えています。

人は繋がりを求める生き物

繋がり感とは一体何か?

 

簡単に言えば「あ、繋がってるーってゆう感覚です」

 

ここで大切なのは、感覚であって事実で無くても良いと言う事です。

 

例を出すと、テレビで芸能人がよく使うシャンプーの紹介で自分と同じやつを使っていると紹介していれば「あ、僕と同じだ」と少し親近感が湧いた。

友人が失恋をして自分も同じような経験があり、まるで自分の様に涙が溢れてくる。

大切な服に愛着が湧く。

思い出の手紙を読み返して懐かしくなる。

 

そんな経験はありませんか?これも大きく言えば全て繋がり感です。

繋がり感とは、人対人だけで無く、人対物、人対何か。

など人によりその対象は無限にあります。

 

繋がり感は事実では無く、感覚。

いわば自分が繋がっている感じがすれば良いという事です。

またここに時間的、距離的制限は無く、昔遊んでいた友人を思い出して心が和む、遠く離れた家族と電話をすると元気が出るなど。

 

人が生きていく中で多くの出会いと別れを経験します。

その1つ1つが大切であり、繋がりの構築と破壊をしています。

 

老人性鬱でも1つ自分と○○が繋がっているもの、物・思い出・家族・友人・様々ありますが、

 

「あ、自分は1人じゃない」そんな繋がり感を思い出せれば少し心が穏やかに過ごせるかも知れません。

 

一度自分の中の繋がり、考えてみて下さいね。

自律神経失調症について詳しくはこちら

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